生薬の国産化は、重要な課題です。私たちは、良質な国産生薬を安定的に確保するために、高知県をはじめ全国の様々な環境条件で栽培研究を行っています。やりがいを感じますが、一般的な農作物と異なり、肥料や農薬が限定されるため労力や手間がかかります。さらに多くの生薬は国内での栽培条件が確立していないため、地道な検討が必要です。困難な道ですが、安心な生薬がお届けできるよう日々努力を重ねています。
原料開発担当
小林製薬の漢方薬を通じてお届けしたいのは「漢方セルフケア」
ご自身の不調に気づき、自分で漢方薬を選んで対策することです
気づき、選んで、治す「漢方セルフケア」を多くの方にお役立て
いただくため、私たちは7つのこだわりを大切に製品化しています
こんな悩みがあってどうしたらいいかわからない
そんなお悩みに対処するため、
漢方・生薬で「あったらいいな」をカタチにします
漢方薬は、自然の中で育つ生薬を組み合わせて作られます
品質や効果にも繋がるため、
特に大切な生薬は栽培の取り組みも進めています
生薬の国産化は、重要な課題です。私たちは、良質な国産生薬を安定的に確保するために、高知県をはじめ全国の様々な環境条件で栽培研究を行っています。やりがいを感じますが、一般的な農作物と異なり、肥料や農薬が限定されるため労力や手間がかかります。さらに多くの生薬は国内での栽培条件が確立していないため、地道な検討が必要です。困難な道ですが、安心な生薬がお届けできるよう日々努力を重ねています。
原料となる生薬を安定した品質で調達するために、品質調査を重視して選定しています。生薬は天然のものですが、医薬品の原料として使用するためには一定の品質を維持しなければなりません。お客様が使用して効果があった漢方薬が、次にご使用いただく時にも同じ効果を発揮することが大切。お客様のことを想い、安定した品質の生薬を調達し続けることに注力しています。
小林製薬は、伝統的な漢方医学を基本に、
現代人をとりまく環境や生活習慣からおこる様々な症状に
適した処方選定に努めています
漢方薬を飲みやすい漢方製剤に加工する中で、
有効成分を抽出する工程があります
小林製薬では、有効成分が損なわれないように
処方ごとに抽出方法を検討しています
生薬から漢方薬に使用するエキスを抽出する工程は、ただ時間をかけて煮出せば良いというものではありません。配合される生薬の種類によって、水の量や抽出温度、抽出時間など、エキスの質に関わる要素が数多くあります。小林製薬では飲みやすさと有効成分の含有量にこだわり、良質なエキスを抽出するために最適な方法を吟味して採用しています。
漢方薬は昔からの人々の治療経験に基づいて
処方が作られてきていますが、
小林製薬では、現代人の症状に対する効果の実証と、
漢方薬の中の有効成分の研究を進めています。
また、2019年より東洋医学に精通する
北里大学東洋医学総合研究所を有する北里研究所と
提携を開始し、共同で研究に取り組んでいます
漢方薬が持つ有効性と、効能・効果のメカニズムを研究しています。また、栽培条件によって生じる薬用植物(生薬)の成分の違いを科学的に解明することも重点的に研究しています。漢方薬は多くの成分が含まれることから、様々な病態に働きかけてくれる医薬品です。「漢方薬を用いてお客様のどのようなお困り事が解決できるか」を自由に考えて深められる点に可能性を感じ、詳細に研究しています。
オンライン診察可。自由診療
https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/
小林製薬では顆粒、錠剤など服用される方が
選べる複数の剤形を揃えています
また、どなたでも服用しやすいよう、
粒の大きさなども考慮して設計しています
漢方薬はどうしてもエキスの配合量が多くなるため、錠剤が大きくなったり、錠数が多くなったりと、服用性が悪くなりがちです。私たちは飲みやすさにこだわり、錠剤の寸法や形状、錠数を設計しています。また、製品ごとに使用シーンを想定して、薬によっては錠剤ではなく顆粒にするなど、剤型の検討も行っています。漢方薬を飲みやすくするために、開発を続けています。
小林製薬の製品は
ひと目で自分のものだとわかる表現を追求しています
開けやすさなど使いやすさにもこだわっています
写真協力:高知県立牧野植物園(02 原料へのこだわり)
製品のネーミングやパッケージは、その製品がお役に立てる「お悩みを抱えるお客様」のことを思い描き、まっすぐにお届けできるように考え抜いています。そのためには、どんな製品かひと目でわかることが重要。発売後もお客様からいただくご意見に耳を傾け、より良い製品へと更新できるように伝わりやすいデザインや開けやすさなどについても検討し続けています。